book_top
2016年の七夕の日に女子硬式野球ファンが読んだら、涙するだろう本が上梓された。
『花咲くベースボール 女子硬式野球物語』である。

女子硬式野球の種を蒔いた人、種を育てる人

詳しくは『花咲くベースボール』を読んでいただきたいが、この本が執筆されるきっかけは《女子硬式野球の父》と呼ばれる四津浩平氏の遺言である。
 彼なくして女子硬式野球のスタートはなかったと言っても過言ではなかろう。
私財を投げ打ち、病魔と闘い、それでも女子硬式野球の発展を祈り続け、種を蒔いた彼の物語を是非読んでもらいたい。

そして種を蒔く人がいれば、愛情を注いで種を育てる人もいる。

『がんばれ!女子野球』http://girls-bb.com/こちらのサイトをご存じだろうか?
各大会の日程をチェックするのに筆者が頻繁に活用している女子野球ファン必見のサイトである。
このサイトの運営者の飯沼素子さんが『花咲くベースボール』の共同著者の一人である。
サイトを覗いて頂ければわかるが、数々のコラムと情報が満載で、女子野球(硬式軟式拘わらず)への惜しみない愛情を感じることが出来る。

 もう一人の共同著者は濱本光治さん、いや濱本監督と表記した方がしっくりくるかもしれない。女子硬式大学野球2強の一角《平成国際大学》の監督をされている方である。
関東のクラブチームの老舗《ハマンジ》は濱本監督の教え子が主体になって結成されたチームで、一説にはチーム名の由来も濱本監督からきているとか。
 一般社団法人全日本女子野球連盟副会長、全国高等学校女子硬式野球連盟代表理事、全国大学女子硬式野球連盟理事長、関東女子硬式野球連盟副会長と幅広く活動もされている。

『花咲くベースボール』はそんな女子野球に愛情を注ぐお二人の著書である。

高校球女の聖地、スポーツピア市島

女子野球を応援していると、「女の子にも甲子園で試合をさせてあげたい」
そんな言葉をよく耳や目にする。
筆者も高校球児の誰もが憧れる《甲子園》で高校球女が白球を追う姿を観てみたい気持ちは凄くある。しかし、大会すべてを甲子園でとは思わなかったりする。それはこの本の第3章の物語を少し知っていたから。
数年タイミングがずれていたら市島での高校生の大会は無かったかもしれないと思うと、「野球の神様のお導きでは」と感じずにはいられない。そして何より堀秀政さん(現全国高等学校女子硬式野球連盟事務局長)の情熱なくしてあり得なかった。

この物語を読んだら《市島》に女子硬式野球を観戦しに行きたくなるのではなかろうか?
今年の『全国高等学校女子硬式野球選手権大会(夏大)』は7/28(金)~8/3(水)まで
筆者も都合のつく限り観戦したい。
※とはいえ将来、決勝戦だけ甲子園っていうのは期待している。

最後に

『花咲くベースボール』は4章からなる物語である。
女子プロ野球がきっかけで7年前から女子野球のファンになった筆者には、上記で紹介していない章にも、沢山知っている名前がでてきて、それだけで感情移入出来たというアドバンテージがあることは否定しない。
しかし、この本がきっかけで、女子硬式野球のファンになる人を作れる本だとも信じて疑わない。
また、この本の印税の一部が女子硬式野球専用球場の建設資金に充てられると知ると、より多くの人に購入して読んで頂きたいという想いで一杯である。

自費出版のため小さな書店では置いていないかもしれない。大きな書店でも在庫は少ないので下記アマゾンなどで注文されるのがお薦め。

「少し待てる」という方は、7/28(金)~8/3(水)の『全国高等学校女子硬式野球選手権大会(夏大)』や、8/18(木)~24(水)の『全国女子硬式野球ユース選手権大会』の会場でも販売されるみたいなので、試合観戦もかねてぜひ会場へ。
この記事を読んで、多くの方が『花咲くベースボール』を購入して頂ければ幸いである。

花咲くベースボール 女子硬式野球物語
飯沼 素子 濱本 光治
幻冬舎 (2016-07-07)
売り上げランキング: 2,410

こちらの記事に関連するタグ

book01_thum
Clipeeをフォローして
最新記事を受け取ろう!

に関する記事

お勧め記事

新着記事