『もしも藤浪晋太郎選手が入団当初からメジャーに挑戦していたら?』

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  • 文章:寄稿

今季プロ4年目のシーズンとなる阪神タイガースの主力ピッチャー・藤浪晋太郎選手。入団1年目から一流ピッチャーの証である2ケタ勝利を3年連続でマークしてきた藤浪選手が入団当初からもしメジャーでプレーしていたらどうなっていただろうか?
今回はそんな興味心くすぐる話題を中心にお届けしていこうと思う。

藤浪選手の特徴とは?

大阪桐蔭時代から150キロを超える速球と鋭いスライダー、140キロ台のカットボール、フォークなどを武器に全国の野球ファン、プロのスカウト達の熱視線を浴びてきた現・阪神タイガースの藤浪晋太郎選手。ここでは藤浪選手のピッチャーとしての特徴をまずは紹介してみたい。

常時140後半~150キロ台が出る平均球速の高さ

彼のピッチャーとしての特徴は、やはりその平均球速。史上7校目となる春夏連覇を達成した高校3年時の春のセンバツでは常時145~150キロ台のストレートを投げていた。
これがセンバツが終了して3~4ヶ月後の夏の大阪大会、全国大会では身体的にも成長、150キロ台のストレートの割合が春当時と比べても増えていたのが非常に印象に残っている。

プロ入り後も、順調に球速はアップし、平均球速は150キロ台、MAX158キロというひと昔前での日本では見ることのできなかった150キロ台後半の壁をいとも簡単に叩き出している。

独特の投球フォーム

藤浪選手といえば、投球の際に左足が三塁側に踏み出す投手として有名だ。このようなクロスステップ気味の投球フォームは右打者(左投手であれば左打者)であれば非常に有効になる。

インステップ投法のピッチャーのボールの軌道はシュート回転になりやすいため、右バッターはなかなか踏み込んで打つことが難しくなるためだ。

インステップ気味の選手の投球フォームを上空カメラから見るとわかりやすいが、ベンチに向かって投げているようにも見える。

これはバッターボックスに立っている右打者であれば非常に怖さを感じるものでもある。極端な話で自分を狙って投げてきているという錯覚すら覚える。特に藤浪選手の場合は150キロ超えの速球が基本だけに余計にバッターにとっては恐怖心が植えつけられる。

そのため、インコースの真っすぐが強烈に印象に残り、なかなか踏み出せないため、外角の球の対応が難しくなるという利点も出てくる。逆に左打者の場合は対応は楽になる。

これはインステップ投法ではシュート回転のストレートが多く、左打者にとってはインコースに投げたつもりでもそれが真ん中近辺に入ってくるため、バッターにとっては打ちごろの球になってしまうためだ。

左打者の場合は、このようなケースからインコースを意識させることが難しいため、怖さを与えることができずに簡単に踏み込んで打たれる確率が上がる。実際にプロ1年目の藤浪選手の対右打者の被打率が.194に対して左打者のケースでは.283とやはり左バッターとの相性は悪かった。

コントロールに関しても、インステップでは抜け球や指にボールが引っ掛かりすぎるというデメリットがある。藤浪選手のシーズンに当てはめてみると、2014年のプロ2年目は11個の死球を与えリーグワースト、2015年にもフォアボールとデッドボールに加えて暴投数もリーグワーストになっている。

また藤浪投手だけに限らずにインステップで投げると、腰の回転と下半身は3塁側に流れるのに、腕の振りはホームのほうへ向いているため、体に余分な捻りが加えられ、故障がしやすいというデメリットもある。

今は、藤浪選手も体が柔らかく年齢も若いため、大きなケガはないが、今後、さらに筋肉がついて体ががっしりとしてきた時に故障のリスクというものも考えなければいけないのではないだろうか。

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