春夏連覇のキーマン  納 大地の存在感

  • 掲載日:
  • 文章:寄稿

春の選抜高校野球で悲願の初優勝を遂げた智弁学園(奈良県)は苦しみながらも史上8校目となる春夏連覇の夢を追い求め夏の甲子園の舞台に戻ってきた。

選抜ではエース村上頌樹の投球に目を奪われることが多かったかもしれない。5試合47イニングを一人で投げ抜き自責点は僅か2と抜群の投球だったのでそれも当然だ。打者に目を向けると太田英毅、福元悠真の主軸の2年生2人の話題になる。しかし、ヒーローはいつもこの男だった。そう、納大地(おさめ・だいち)である。

◎納大地という男

納は羽曳野ボーイズで主将を務め智弁学園へ入学。羽曳野ボーイズはダルビッシュ有(レンジャース)や金森敬之(ロッテ)を輩出した大阪の名門チームだ。

岡本和真(巨人)を擁して出場した平成26年の夏の甲子園では1回戦に代打で出場しセカンドゴロという記録が残っている。この時、1年生で出場したのは納と現在エースの村上2人だけである。1年生の時から納は期待されていたのだ。

納が2年時に甲子園の出場はない。夏の県大会では奈良県で二強を形成する天理に1-4で力負けを喫し2回戦敗退。

新チーム結成後、納は秋の公式戦で納は外野ではなく2番セカンドとして7試合に出場し打率.318をマーク。秋の奈良県大会で優勝を果たし近畿大会でもベスト8。春の選抜大会の切符を掴んだ。納自身も打率3割を超えており春の選抜へ向けて視界よしといったところだった。

しかし、春の選抜で納はまさかの不調スタート。初戦、2回戦とノーヒットで準々決勝を迎えることになる。焦りが出てきそうな準々決勝の滋賀学園戦で納は先頭打者として5打数4安打2打点の爆発を見せ甲子園の舞台で初めて存在感を見せた。

準決勝の龍谷大平安戦では敗色濃厚だった0-1で迎えた9回裏に味方が3連打で一死満塁のチャンスを作った。そして次打者の納はセンター前へサヨナラタイムリー。最後の最後で試合をひっくり返したのだ。2試合連続で納は存在感を見せたのだ。

納は決勝の高松商戦でも1安打を放ち春の大会通算で20打数7安打、打率.350と好成績を残した。この大会で納をベストナインセカンドとして挙げている
スポーツ紙もあり全国に名前を知らしめたと言っても過言ではない。

こちらの記事に関連するタグ

osame
Clipeeをフォローして
最新記事を受け取ろう!

高校野球に関する記事

お勧め記事

新着記事