第98回全国高校野球選手権大会は作新学院(栃木県)の優勝で幕を閉じた。優勝した作新学院は54年ぶりで春夏連覇をした1962年以来の優勝だ。余談だが54年前は江川卓(巨人)の代ではなく八木沢荘六(元ロッテ)がエースだったものの大会前に赤痢菌が検出され出場できなかった年である。

さて、ここで作新学院の優勝までの軌跡を振り返ってみたい。

ビッグ3超え!?右腕・今井投手、5安打13奪三振で完封

作新学院の初戦は大会6日目(8月12日)の第3試合・尽誠学園(香川)戦だった。この試合でエース今井達也(作新学院)の名前が全国区になったと言っても過言ではない。この試合で今井は5安打13奪三振で完封。そして、自己最速を2キロ更新する151キロを叩きだしたのだ。

この試合で「ビッグ3より上」と評価したスカウトもいたほどだ。

尽誠学園のトップバッターで元広島の弦本悠希を兄に持つ弦本義輝は「戦ったことのないレベルの投手だった」と脱帽した。

打っては初回に死球を足がかりに2点先制。そして7回に入江大生の本塁打でダメ押しの3点目。その後、9回まで今井が危なげない投球を見せ初戦を3-0で突破した。

2試合連続本塁打の入江、明暗を分けた2回裏

作新学院の2戦目は大会11日目(8月17日)の第2試合花咲徳栄(埼玉)戦だった。花咲徳栄はビッグ3の一人ある高橋昂也を擁する優勝候補の一角で投手戦が予想された。

しかし、花咲徳栄は先発に2年生の網脇慧を起用した。高橋はなんとベンチスタートだ。作新学院打線は網脇を2回に捉え入江の2試合連続本塁打を含む5点を先制しノックアウト。

今井は4回に1点を失うものの終始危なげないピッチング。4回からは高橋と見応えのある投げ合いを披露。終盤に1点追加されるものの今井は完投し10奪三振をマークし2試合連続の二桁奪三振となった。

ビッグ3の一角を6-2で倒し、堂々の準々決勝進出を決めた。

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koshien20160824
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