甲子園で活躍できる選手の特徴とは?

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前評判が高くても甲子園で活躍できるとは限らない。都道府県大会で大活躍しながら本大会では甲子園の壁に阻まれた選手も数多く存在する。その反対に前評判は高くなくても甲子園で大活躍する選手もまた同じように存在する。

誰もが前評判通りに活躍できるわけではないのが甲子園の面白いところだ。果たしてどのような選手が甲子園で活躍するのだろうか。今大会のデータから探ってみたい。

甲子園で活躍できる投手

甲子園で活躍する投手とはどういった特徴があるのだろうか。

【今大会主な投手成績】

名前 最速 試合 投球回 球数 一回平均 奪三振 四球 奪三振率 与四死球率 防御率
今井達也(作新学院) 152km/h 5 41 616 15.0 44 16 9.66 3.51 1.10
大西健斗(北海) 144km/h 5 39 527 13.5 21 15 4.85 3.46 1.85
鈴木昭汰(常総学院) 141km/h 4 27.6 423 15.3 14 9 4.57 2.93 2.63
堀瑞輝(広島新庄) 144km/h 3 30 370 12.3 19 4 5.70 1.20 1.20
早川隆久(木更津総合) 143km/h 3 27 318 11.8 24 4 8.00 1.33 1.00
寺島成輝(履正社) 148km/h 3 25.6 400 15.6 22 8 7.73 2.81 1.05
高橋昴也(埼玉徳栄) 146km/h 3 23 369 16.0 23 6 9.00 2.35 1.57
藤平尚真(横浜) 148km/h 2 13 209 16.1 20 5 13.85 3.46 0.69
アドゥワ誠(松山聖陵) 144km/h 1 8.6 187 21.7 3 6 3.14 6.28 1.04
京山将弥(近江) 147km/h 1 6 103 17.2 5 4 7.50 6.00 7.50
高田萌生(創志学園) 152km/h 1 5.6 127 22.7 5 5 8.04 8.04 15.88
※赤字は150km/h超
※青字は145km/h超
※緑字は6以上

甲子園に出てくる投手は最速150キロといった最高球速で表現されることが多い。最高球速と活躍度合いは比例するのだろうか。

優勝投手の今井達也(作新学院)、初戦敗退の高田萌生(創志学園)が150キロ以上を計測しているがその他の投手は150キロを超えていない。鈴木昭汰や早川隆久(木更津総合)は左腕とはいえ145キロにも届いていない。最高球速と活躍度合いは比例していない。 今大会で150キロ超える球速をマークしたのは今井と高田の2人だけだ。前評判では他にも何人か存在したが甲子園の舞台で計測することはできなかった。

その他の数字を見比べてみると与四球率が大きく違う。勝ち上がっていった好投手は総じて低く初戦敗退した投手は軒並み高い。与四球が多いということは当然球数もかさんでくる。甲子園で連戦を勝ち抜くには球数を抑える力、すなわち与四死球率の低さが重要だ。

球速よりも制球のほうが甲子園で活躍するには重要ということがよくわかるのではないだろうか。球速を追い求めるよりも制球力を磨いたほうが甲子園で活躍できる可能性が高いということがデータから分かる。これは、プロ野球の世界でもよく言われていることだ。投手の原点はどの世界でも同じということだろう。やはり、投手の生命線はコントロールなのだ。

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