12球団1のクローザーは誰だ!!

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各チームに必ず1人はいるクローザー。主に9回の1点差、2点差の緊迫したゲームの中で登板してくるため、絶対的な能力と接戦の試合でも動じない精神力の強さが要求される非常に難しいポジションでもある。

当然誰もができる役割ではないため、各チームとも能力が高いピッチャーを配置している印象だが、今季最も結果を残し注目されてきたリリーバーは誰なのか?。今回は大切な勝ち試合の最後を締めくくる守護神を分析してみよう。

セリーグは沢村、中崎両右腕がセーブ王に向けてラストスパート

まずはセリーグのリリーバーから紹介してみたいが、今季9月7日時点でのチーム内のセーブ数が最も多い選手の成績は以下の通り。

選手名 セーブ 登板 勝利 敗戦 防御率
沢村拓一(巨) 35 54 4 3 2.14
中崎翔太(広) 31 58 3 4 1.39
山崎康晃(D) 28 50 2 5 3.88
マテオ(神) 16 48 1 3 1.94
田島慎二(中) 15 54 3 2 1.63
秋吉亮(ヤ) 15 63 3 4 2.15

やはり守護神と呼ばれるポジションに配置されているだけあり、全体的な成績も素晴らしいのが印象的。

セリーグのセーブ数ランキングで1位、2位の沢村拓一、中崎翔太両投手はチーム成績が好調なため、セーブがつく試合での登板も必然的に増えているというのもランキング上位にランクインしている要因ではあるが、それでも絶対的な能力の高さがないとこれだけの成績を残すことは不可能だ。

沢村投手は昨年からストッパーに転向しており、転向1年目は60試合に登板して36セーブ、防御率1.32をマークしている。今季も力のあるストレートにスプリットのような落差が小さいフォークを低めに集めて上手に相手打線を打ち取っている印象だ。

自身の昨年の記録を上回ることができるかに注目が集まっているが、9月7日時点でジャイアンツは残り19試合を残しているため、よほどのアクシデントがない限り自己記録更新の可能性は高いとみる。初の最多セーブのタイトルにも期待してみたい。

広島の中崎翔太投手はプロ5年目で昨季から最終回を締めくくるリリーバーを任されているが、昨年は29セーブ、防御率2.32であり、今年はすでに自身の記録を更新している。

抑え転向後はカットボールのような若干変化するストレート、スライダー、シュート、フォークなどを武器にバットの芯を上手に外すようなピッチングが特徴でもある。

追い込んだ後の落差の大きいフォークボールも三振をとれる球で非常に安定している。9回に中崎投手がいるだけでチームも安心して戦うことができるのではないだろうか。

その中崎投手を僅差で追いかけているのが横浜DeNAベイスターズのプロ2年目右腕・山崎康晃投手で今季はここまで28セーブを挙げている。昨年37セーブ、防御率1.92をマークして新人王のタイトルを獲得した将来性豊かな選手だ。ちなみに新人のセーブ数最多記録保持者でもある。

今季もセーブの数だけみれば非常に好調だが、防御率が3.88と昨年と比べると若干不安定なのが気になる。7月までは防御率1.69と本来の山崎投手らしい安定した投球を見せていたが、8月に入り、阪神とのゲームで1イニング4失点、中日、巨人戦においても3失点とやや疲れが出てきた感もありそうだ。

クロスステップ気味のオーバースローのフォームであり150キロを超える速球と昨年に魔球と騒がれた速いツーシームが武器。

調子が良い時はストレートがアウトコース低めに決まり、落ちる球も綺麗にバッターのひざ元からストーンと消えていくのが印象的な投手だけに復調すれば当然クローザーを務められる投手だ。

中日の田島慎二投手は今季は15セーブであるものの開幕から31試合連続無失点記録をマークしてプロ野球記録を更新したプロ5年目の右腕。昨季9セーブを挙げると今シーズンから守護神を任され実に安定した投球を披露している。

サイドに近いスリークォーターから140キロ台のストレート、変化が鋭いスプリットなどやスライダーなどで凡打の山を築き上げていく投球スタイルだ。来季以降も当然クローザーを務めるだろう。

そのほか、阪神のマテオ投手は今季からチームに加入、150キロ台のストレートに高速スライダーのような速い変化球で三振を奪えるピッチャーであり、ヤクルトの秋吉亮投手は変則気味のサイドスローからストレート、変化の小さなスライダーなどを武器に上手く相手打線を手玉に取っている印象だ。左腕が一塁側に開いていく投球フォームもインパクトあり。

全体的な印象としてはハイレベルであり、各投手とも投球スタイルの違いはあるにせよ、自身の最大の長所を活かしたピッチングを披露している。甲乙つけがたいといったところだろうか。

safate
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