アメリカマイナーリーグにみる野球の国際化

プロ野球もいよいよ佳境に入ったこの時期、すでに来春のWBCに向けて世界の野球は動き出している。9月20日から23日まではニューヨーク、ブルックリンで予選が行なわれた。この大会に参加したのは、パキスタン、イスラエル、ブラジル、イギリスの4か国。野球にはなじみのない国だ。我々の知らないところで野球は広がりを見せているが、そのことを実感できるのがマイナーリーグである。

世界中から才能が集まるルーキーリーグ

 8月のフロリダの日差しは痛いほどだ。ここでは6月から8月の2か月間、連日真昼間にプロの試合が組まれている。プロと言っても観客を集めることは全く考えてはおらず、メジャー球団が春に使うキャンプ施設のスタンドのないサブグラウンドでプロ経験の浅い選手たちが白球を追いかけているのだ。

アメリカプロ野球の最底辺をなすルーキークラスのガルフコーストリーグがこれだ。ここにはプロ経験はおろか、野球経験そのものがまだ浅い、しかし、秘められた才能を見込まれた選手たちが世界中から集まっている。

 初めに取材したタイガースのキャンプ地、レイクランドでは、南アフリカ出身の選手を発見した。
vincedeyzel

18歳のルーキー、ヴィンス・デイゼルは対戦相手のパイレーツのリリーフとしてマウンドに上がっていた。この国有数の貿易港ダーバン出身の彼は、はじめてのプロとしてのシーズンを0勝3敗防御率7.41で終えている。

南アフリカは、WBCにも出場していることからわかるようにアフリカ大陸における野球の中心で、スカウティングを目的としたMLBによるアカデミーが開催されている。但し、道具の必要な野球はいまだ富裕層のスポーツのようで、アメリカに渡る選手も白人選手が中心だ。

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