ニューヨーク・ブルックリンで行なわれていたWBC予選でイスラエルがイギリス代表を下し、本大会初出場を決めた。
 
イスラエルと聞いてその場所すらわからないという野球ファンは少なくないだろう。しかし、この中東の紛争地にあるこの国にはかつてプロ野球があった。

中東にあるユダヤの国、イスラエルの野球

world20160928

 イスラエルと聞いてその位置をすぐに頭に思い浮かべることができる人は多くはないだろう。この国は、現在も紛争の絶えない中東にあるユダヤ人国家だ。聖書の昔、この地に住んでいたユダヤ人たちが、第二次世界大戦後に世界中から帰還して創った人口国家である。彼らは自分たちの故郷を「エレツ・イスラエル」と呼ぶ。

 この国の建国をバックアップしたのが、現在もこのイスラエルの人口と同数の500万人のユダヤ人口を抱えるアメリカと聞けば、この国で野球が行われていることも納得できるはずだ。イスラエルの野球についてまとめた世界唯一の本と言っていい『エレツ・ボール:野球不毛の地、イスラエルに現れたプロ野球』(ココデ出版)によると、この地で初めて野球の試合が行われたのは、独立前の1927年のことであるという。現在まで続くイスラエル野球協会は1986年に発足したというから、野球が組織的に行われるようになってからの歴史はまだ浅い。この協会が現在の野球の国際統括機関WBSCの前進であるIBAF(国際野球連盟)に加入した1989年に至ってようやくイスラエルは国際野球シーンに登場するようになった。

こちらの記事に関連するタグ

world_thum02
Clipeeをフォローして
最新記事を受け取ろう!

に関する記事

お勧め記事

新着記事