いよいよ22日から日本シリーズが始まる。今回は広島と日本ハムという初顔合わせの対決となる。広島のレジェンド、黒田の引退、日本ハムの二刀流、大谷と話題も豊富だが、今やパ・リーグの強豪となりポストシーズンの常連となった日本ハムに対して、広島は1991年以来実に四半世紀ぶりの日本シリーズとあって、町は熱狂に包まれている。第1戦が行われる広島のホーム、マツダスタジアムのスタンドはカープのチームカラーで真っ赤に締まることは間違いない。ここで、広島が最後に日本一になった1984年の日本シリーズを振り返る。

隠れた名勝負、広島対阪急

 シリーズ出場まで実に25年を要した広島だが、その前は、シリーズの常連と言っていいセ・リーグの強豪だった。両チームの対戦が今までなかったのは、その時代、日本ハムがBクラスの常連だったからでもある、初優勝以来、広島は昭和50年代にリーグ優勝4回、日本一3回という黄金時代を現出していた。この年代最後の優勝となったのは昭和59年。球団創設50周年を迎え、前年のメジャーリーグ覇者ボルチモア・オリオールズとの「日米決戦」まで自らお膳立てしてペナントレースに望んでいた巨人を抑え、4年ぶりにチャンピオンフラッグを手にした広島は、外国人選手初の三冠王に輝いたブーマー擁する阪急とシリーズを争うことになった。

この両者は昭和50年の広島初優勝の時、合いまみえているが、この年からリーグ4連覇、シリーズ3連覇を成し遂げ、最盛期を迎えていた阪急が4勝1分けで広島を一蹴している。

この時の対戦と、両チームの監督、古葉竹識と上田利治がカープでプレーしていた元同僚だったこともこのシリーズを因縁めいたものにした。

プレイバック1984_広島カープV4の軌跡
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