【春選抜2016】あと一人からの大逆転劇! 逆転サヨナラで秀岳館がベスト4!【高校野球】

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  • 文章:Clipee運営局

第三試合に登場するのは東日本勢で唯一残っている木更津総合。二回戦ではエース早川が優勝候補の強力大阪桐蔭打線を巧みな投球で1点に抑えた。対するは秀岳館。2回戦の南陽工戦では3本塁打を含む18安打で16点を叩き出した。
守の木更津総合と攻の秀岳館という構図になる。

豪快な打撃イメージのある秀岳館だが、ここまでの二試合で喫した三振はわずかに5。各打者は追い込まれるとノーステップ打法にしてコンパクトにバットを出して食らいついてくる嫌らしい攻撃をする。
三振を取りにくい打線が相手だけに、早川は低めへの制球とともに、緩いカーブやチェンジアップなどを有効に使ってタイミングを外して打たせて取る投球を心掛けたい。また、バックもミスなく守って早川を助けたいところだ。

先行は木更津総合。秀岳館の先発は一、二回戦に先発した堀江ではなく、エースナンバーを着けた有村。初回はランナーを得点圏に置くも、センター原田の好捕もあり無失点。

後攻の秀岳館に対する早川は一、二回戦同様に丁寧なピッチング。130キロ台後半から140キロ前半の直球を主体に、カーブ、スライダー、チェンジアップとすべての球種を使って、ストライク先行のピッチング。粘り強い秀岳館打線でも中々捉えることができない。キャッチャー大沢も高めの見せ球を要求して、秀岳館打線の目先を変えさせる頭脳的なリードをする。

早川のピッチングに打線が応えたのは4回。この回先頭の峰村がライトへのヒットで出塁すると、二番木戸がキッチリと送りバント。二死となるが、四番鳥海が外角のスライダーを捉えてレフトに運び、先制点を叩き出す。

先制点をもらった早川のピッチングは回を追うごとにキレを増していく。秀岳館もセーフティーバントを仕掛けるなど、揺さぶりをかけるが、早川は決して落ち着きをなくさない。8回裏まで秀岳館を2安打に抑え込む。

早川のピッチングで試合の流れは常に木更津総合が握る。このまま木更津総合が試合を制するかに思えたが、最後の最後にドラマが待っていた。
9回裏の秀岳館最後の攻撃。先頭の原田が四球で出塁すると、三番木本に送りバントをさせ、同点のランナーを得点圏に置く。四番九鬼は二ゴロに倒れ、二死となるが、五番天本がギリギリのコースに投じられる球をよく選球し、四球を選ぶ。一、三塁となったところで六番広部が3球目の高めに浮いたストレートを引っぱると、一、二塁間を破る同点の適時打となる。さらに一、二塁となって一気にサヨナラのチャンス。そして次打者の堀江が勢いに乗り、それまで捉えられなかった低めのストレートをしっかりとミート。前方に守っていたセンターの奥に落ちるサヨナラヒットとなり、あと一人からの大逆転劇となった。

match27
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