【春選抜2016】延長11回の激闘を高松商が制し、 56年ぶり5回目の決勝進出!【高校野球】

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  • 文章:Clipee運営局

準決勝第二試合。第一試合が「投」の試合とするなら、この試合は「打」の試合だ。
どちらも高い攻撃力が持ち味のチームだが、そのスタイルは少し異なる。秀岳館はどこからでも長打が打てるパンチ力と、追い込まれるとノーステップ打法に切り替え、簡単に三振しない粘り強さを持った打線だ。
対して高松商はつながる打線が持ち味。機動力を絡めて相手にプレッシャーをかけ打者だけに集中させない嫌らしい攻撃をする。また右打者と左打者のバランスがよく、左右どちらの投手が来ても苦にしない。

予想に反して序盤は静かな立ち上がり。先に試合を動かしたのは高松商。4回の表、先頭の荒内がライトへのヒットで出塁。バントの失敗と三振となったが荒内は盗塁で二塁へ。続く好調の美濃がレフトへの先制適時打を放つ。

高松商はさらに6回表、またも先頭の荒内が四球を選んで出塁する。すると次の米麦への5球目がワイルドピッチとなり、荒内が二進。米麦はセカンドゴロに倒れるが進塁打となり、一死三塁。ここで植田響介が高めの球を見逃さず、レフトへの犠牲フライを打ち上げ、四番の仕事をキッチリと果たす。この回、高松商はノーヒットで1点を挙げる。

2点と差を広げられた秀岳館はその裏、二死一塁から五番天本がレフトオーバーの適時二塁打でまず1点を返す。続く広部のセンターへ抜けようかという当たりをショート米麦がダイビングキャッチ。しかし一塁への送球がイレギュラーバウンドし、ファーストの植田理久都が逸らしてしまう。三塁に到達していた天本がこれを見てホームに突入し、一気に同点とする。

7回表、ここで秀岳館はピッチャーを堀江から有村にスイッチ。有村は一人ランナーを出すも、後続をしっかりと抑える。
その後はお互いチャンスを作りながらも決定機に欠け、試合は2ー2のまま延長戦へ。

決着が着いたのは11回。高松商は一死から二番荒内が一塁側へセーフティーバント。ヘッドスライディングで一塁へ飛び込み、セーフとなる。続く米麦のサードゴロを広部がセカンドへ悪送球。高松商は一、三塁と勝ち越しのチャンス。ここまでよく守っていた秀岳館だが、土壇場で守備のミスが出てしまう。するとこれにつけ込み、四番植田響介がセンターへクリーンヒットを放ち、荒内をホームに還し、ついに勝ち越し点が高松商へ入る。三塁で米麦はアウトとなるが、二死一塁。さらに美濃が外角高めの球を振り抜くと、打球はレフトの頭を越え、フェンス際まで到達する素晴らしい当たりに。二死だったため、スタートを切っていた一塁ランナーの植田響介がホームまで戻り、貴重な2点を得る。

2点を入れないと終わってしまう秀岳館は11回裏、一死から死球とヒットで、一、二塁と最後のチャンスを作る。そして六番広部の放った打球はサードへの強い当たり。これをサードの山下しっかりと捕球して三塁を踏んで2アウト。さらに一塁へ転送して3アウトでゲームセット。ついに激戦に終止符が打たれた。

高松商は優勝した1961年以来、実に55年ぶりの決勝進出となった。

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