今回のメキシコ、オランダとのサムライジャパンの強化試合では日本投手陣の苦戦が目立った。マウンドも堅い「メジャー仕様」となったこともあり、自慢の投手陣は軒並みとまどったようだ。

 昨年のプレミア12からもわかるように、短期決戦の国際大会において投手陣を含めたディフェンスは優勝への必須条件である。後半は、この投手陣について触れ、WBC本番に向けての展望を描きたいと思う。

「滑るボール」も言い訳にならない

 投げる方にしてもそう。サムライ投手陣は一様にWBC使用球が手になじんでないことをこぼしていたが、これと同質の球を使用しているリーグが世界にいくつあるというのだろう。そもそも、日本のように高い品質で統一されたボールを使用するリーグなどないのだ。

 アメリカでは使用球は、マイナーとメジャーでも違っているという。韓国では、新球をおろす際、世界中のどこでも行うボールの表面に塗られているロウを取るための「砂もみ」は行わない。韓国人ピッチャーはいちいちそんなことを気にはしないらしい。日本野球の最大の武器として、プレーの緻密さが挙げられるが、このことは裏を返せば非常にデリケートであるということでもある。しかし、このデリケートさは、国際舞台ではデメリットになることも多いのだ。そういう意味では、国際大会では細かいことをあまり気にしない大胆さをもった選手選びというのも必要になってくる。

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