今シーズンの終わりごろから噂されていた福岡ソフトバンクの松坂大輔投手のプエルトリコ・ウィンターリーグ入りが正式に決まったようだ。松坂と契約したのは国際空港のある町、カロリーナを本拠とするヒガンテス(ジャイアンツ)。このチームはここ数年、日本人球団からの選手受入れに積極的で、ソフトバンクからもこれまで多くの選手を受け入れてきている。今年も巨人から3人が「野球留学」している。

アメリカ自治領という微妙な立場

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 プエルトリコで野球が始まったのは19世紀終わり、ウィンターリーグは1938年からの歴史をもつ。当初セミプロとして発足したリーグには、ニグロリーグのレジェンド、サチェル・ペイジなども参加し、高いレベルを誇った。1941年秋にプロリーグを宣言、1949年に始まったカリビアンシリーズには第1回大会から参加、ドミニカに次ぐ14回の優勝を成し遂げている。しかし、アメリカへの移動が自由な自治領という立場は、人材の流出を他のどのリーグよりも許したこともあり、メジャーリーグの報酬が上がれば上がるほど、空洞化が進んだ。そのような中、リーグも衰退していき、往時はチーム当たり80あったレギュラーシーズンの試合数も現在は40に縮小している。また、チーム数もかつての6球団を維持できず、現在は5球団制に縮小している。そのような現状はリーグのレベル低下を招き、カリビアンシリーズでも2000年大会以来優勝から遠ざかっている。

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かつては福岡ダイエーで活躍したこともあるペドロ・バルデスもプレーしていた。
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