掲載日: 文章:阿佐 智

世界プロ野球観客動員数を見てみる – 後編「マイナーリーグ観戦という文化のない日本で苦闘する独立リーグ」

ビジネスとして成功を収めているアメリカ独立リーグ

 アメリカでも、メジャー傘下のマイナーリーグと比べ、独立リーグを取り巻く経営環境はやはり厳しい。親球団が契約した選手を受け入れるマイナーリーグは、事業を展開する上での最大のコストである人件費を大幅に削減できるのに対し、独立リーグは選手のギャラを自力で捻出せねばならないからだ。そういう中、アトランティク、アメリカンアソシエーション、カンナム、フロンティアの4リーグが老舗リーグとして何年もリーグを運営し続け、多くの選手をメジャーリーグ球団と契約させている。

 前回はアメリカンアソシエーションのセントポール・セインツを紹介したが、リーグ別で1番動員数の高いアトランティックリーグ最大の人気チームがロングアイランド・ダックスだ。1試合平均5265人の動員を誇る。このリーグはチーム当たり140試合と日本のプロ野球並みの試合数をこなしているので、総動員数も35万人を超える。かつてのパ・リーグの観客動員数がこれと同等だったことを考えると、その人気ぶりもうかがえるというのだ。

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