ABL、チャンピオンシップ終了。2連覇のブリスベン・バンディツからも多くの選手がWBCに参戦

  • 掲載日:
  • 文章:阿佐 智
  • 写真:Dave Nilsson

WBCに向けて

ABLチャンピオンシップ01

 オーストラリアチャンピオンになったこのチームからも、WBCに参加する選手はたくさんいる。先ほど登場したライアン・シールとローガン・ウェイドもロースターに入っている。

 シールは、今回で出場3回目。彼は、2007年にシカゴ・カブスと契約するも、芽が出ず、2014年にアメリカの独立リーグでプレー、翌2015年に日本のBCリーグ・石川ミリオンスターズで日本野球に挑戦したものの、NPBとの契約はならなかった。
バンディッツでは、創設時からプレー。現在はクローザーを任されている。今季は3勝2敗9セーブ、防御率2.63に終わったものの、昨季はABLレコードとなる17セーブに驚異の防御率0.40を記録し、台湾の強豪、ラミゴ・モンキーズとの契約を勝ち取った。
残念ながら台湾では思うように活躍できず、シーズン途中に解雇されるが、その後もイタリアの名門、フォルティチュード・ボローニャに活躍の舞台を移している究極のジャーニーマンだ。今大会でも抑え役を期待されている。
ウェイドは現在ツインズのマイナーでプレーしている内野の有望株だ。昨シーズンは、A級最高級のフロリダステートリーグで、主にショートとしてプレーした。打率.209とバッティングが課題だが、内野が手薄な今大会のロースターにあって、スタメンショートの有力な候補だ。

ジャスティンエラスムス

 彼らのほか、2009年大会には、生国の南アフリカチームで出場したピッチャー、ジャスティン・エラスムスや、ニルソン監督の甥、ミッチ・ニルソンもロースターに名を連ねている。

 さらには、今季のバンディッツには、ライアン・ローランドスミス(元ダイヤモンドバックス)、トレント・オルテン(ピッツバーグ・米独立パシフィックアソシエーション)いった元メジャーリーガーも加わった。正直なところ、ともにすでに盛りを過ぎており、メジャー通算12勝で、前回のWBCでも2度登板したローランドスミスも、今季初めて参加したABLでは4度の先発でわずか1勝、防御率も6.35と正直戦力にはなっていなかった。オルテンも出場は14試合のみ。4ホーマーを放ったものの、打率は.167。2015年に一旦引退した後、昨シーズンはアメリカ独立リーグの最下層リーグでしかプレーしておらず、今大会では多くは期待できないだろう。

 正直なところ、今回のオーストラリア代表はメンバー的には恐るるに足らないものだろう。今年の契約先もまだ決まっていない「浪人」も多い。しかし、いまだ未契約の「浪人」を多く抱えたチームほど、選手が目の色を変えて立ち向かってき、思わぬところで強豪の足元をすくう。

 侍ジャパンの足元をすくうべく、オージーたちは今手ぐすねを引いて待っている。

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