掲載日: 文章:阿佐 智

WBC中国代表、中国リーグでプレーするメンバーを紹介(投手編)

 いよいよ来月に迫ってきた今回のWBC。第1ラウンドの侍ジャパンの相手は強豪キューバに、オーストラリア、それに中国だ。これまで「アンパイ」と目されてきた中国だったが、中国系パナマ人メジャーリーガーのブルース・チェンの参加により、にわかに侍たちの強力なライバルになると注目されている。国際野球シーンではあまり目立つことのないこの国だが、メジャーリーグとの提携の下、国内リーグも整備され、選手の強化はそれなりになされている。ここでは、中国リーグでプレーする代表選手を紹介したい。まずは投手から紹介したい。

ブルース・チェン(元ロイヤルズなど, FA)40歳 左投左打 投手

 メジャー11球団でプレーした中国系パナマ人3世。中国名は陳用彩(チェン・ヨンツァイ)。1993年にアトランタ・ブレーブスと契約、翌年ルーキー級のガルフコーストリーグでプロデビューし、98年にメジャー初昇格、このシーズンに2勝を挙げている。その後、17シーズンで通算82勝を挙げている。その間、2ケタ勝利を4度マークしている。この全盛時は松井秀喜をカモにしていた。

 ストレートは最速でも140キロ代半ばと、とりたてて速くはないが、多彩な変化球と投球術で試合を作るタイプ。
2015年にインディアンスで2試合に登板したのを最後に現役引退したが、今大会を前に「現役復帰」した。WBCにはパナマ代表として2006年、2009年大会で1度ずつ先発しているが勝ち投手にはなっていない。前回2013年大会もパナマの予選敗退を受けて中国代表に「鞍替え」しようとしたものの、大会直前になって、ルーツが中国にあるという証明に遅れ、この試みは幻に終わっている。

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