掲載日: 文章:阿佐 智

WBC中国代表、メンバーを紹介:野手編2

 2月の24日にWBC中国代表は来日、鹿児島で合宿を開始した。翌25日には宮崎で巨人3軍と6イニング制の練習試合を行い、0対3で負けている。
今回の中国代表の正捕手は、前回大会も経験し、脂の乗り切った年齢の孟偉強と目されていたが、この試合では長らく代表を牽引してきた王偉が先発マスクをかぶり5番に座った。孟の方はというと、3番でライトに入っていた。国際経験豊富な王ももう38歳。往年の強肩はもう見られないだろう。正捕手は、これから大阪での強化試合を経て決めていくものと思われる。
 中国代表の鹿児島合宿は3月1日まで。その後大阪に移動し、4日にオリックスと、6日に埼玉西武と強化試合を行い、東京での本番に備える。

王偉/ワン・ウェイ(北京タイガース) 38歳 右投右打 捕手

王偉_ワン・ウェイ
 長らく中国代表チームを引っ張ってきたベテラン捕手。U18代表監督を務めるなど、いったん第一線を退いたが、経験を買われ今大会で代表復帰した。 

 2004年に中国野球リーグ(CBL)の北京タイガースに入団、2007年にはマリナーズとマイナー契約を結び2シーズン在籍するものの、公式戦出場はなく、多分に留学的意味合いが強かったことがうかがえる。但し、中国代表チームで参加したオフシーズンのアリゾナフォールリーグには4試合に出場しているが無安打に終わっている。2009年北京に復帰。

 代表には1998年アジア大会に初参加以来ほとんどの国際大会に出場、日本のプロが本格的に参加した最初の大会となるアテネオリンピック予選を兼ねた2003年のアジア大会にも正捕手として出場している。2005年に始まったアジアシリーズには、代表チーム、チャイナスターズの一員としてこれまで第1,2,6回大会に出場している。

 2006年の第1回WBCでは、日本戦で上原浩治(現カブス)から大会第1号となるホームランを放った。2008年の母国で開催されたオリンピックにも出場したが、アメリカ戦でのクロスプレーで靭帯を断裂する大怪我を負い、翌年の第2回WBCには出場ならなかった。2013年第3回WBCには出場、これまで通算6試合に出場し、18打数2安打で2塁打を1本記録している。 

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