掲載日: 文章:阿佐 智

WBCオーストラリア代表紹介5:大舞台で再び夢のアメリカンドリームを狙う有力選手たち

 オーストラリアの野球選手の特徴は、マイナーをいったん「クビ」になっても、母国のアマチュアチームやウィンターリーグ、あるいはヨーロッパのリーグでプレーを続け、再度マイナーに挑戦するというケースが多いことだ。そういう選手の筆頭が、いったん引退しながらもメジャーに復帰したピーター・モイランだろう。今大会のメンバーにも名前を連ねるモイランだが、そんなベテランと同じくアメリカで捲土重来を期する選手もロースターには名を連ねている。最終回の今回はそんなアメリカンドリームを再び夢見る選手を含めた3選手を紹介する。

トッド・バン・ステンセル(シドニー・ブルーソックス)26歳 右投右打 投手

トッド・バン・ステンセル
 2009年、フィラデルフィア・フィリーズでプロキャリアを始め、ルーキー級ガルフコーストリーグで12試合で2勝1敗防御率5.83の成績を残すが、このシーズン限りで退団。2010年秋に発足した母国ウィンターリーグのシドニーに参加した。これが実ったのか、2011年はミネソタ・ツインズとの契約を勝ち取り、アドバンス・ルーキー級で13試合に登板、5勝2敗、防御率5.68を記録するも、またもや退団、翌シーズンはオランダリーグに参加した。その後、再びオーストラリアリーグでしかプレーしない年が続いたが、2014年には再びツインズと契約、現在に至る。昨シーズンはアドバンスA級と2A級で計44試合に登板5勝2敗5セーブを記録している。

 オーストラリアリーグでは、リーグ再開以来ずっとシドニーでプレー、貴重なリリーフとして、通算73試合に登板し、2勝6敗10セーブ、防御率4.09を残している。

 WBCには今大会の予選で初の代表参加。この予選では1試合にリリーフ登板し2イニングを無失点で切り抜けている。

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