掲載日: 文章:上杉 あずさ

一戦一戦、みんなで強くなるチーム、九産大九州高校を訪問(後編)

春は先のことを考えずに一戦一戦戦ったら、優勝まで行けました。最大の目標はプロ

(夏前最後の練習試合で先発登板した吉田龍ノ介投手)

今度は、キャッチャーとして、エースの吉田君はいかがですか?

権藤:球は球速的にはそこまで速くはないけど、キレがあって速く感じます。インコースにバンバン攻めたり、アウトコースに逃げていったりと何でもできるピッチャーです。最初は、リードも合わなくて、ベンチでもずっと話し合っていましたが、今はだいぶ吉田のいいところもわかってきて、あまり首を振らなくなりました。日々コミュニケーションをとれています。
ストレートもインコースぎりぎりのところに決まって強気のピッチングができるので、強気のリードが出来ます。キレのあるスライダーも魅力で、低めに決まるし、ボール球でも結構バッターが振ってきます。

いよいよ夏が開幕します。どう戦っていきますか?

権藤:夏が近づいているけど、特別なことはしません。いつも変わらないいつもと同じ練習を繰り返して、同じことを完ぺきにするよう心がけています。また、チーム全体のことなんですが、二死から大量得点になることが多いんです。前は、二死になったら、守備に行こうっていう感じの雰囲気があったんですけど、春は二死になっても、「ここからここから」と粘って、四球で出塁したりで、得点につながることが多かったです。打線は、長打も打てるし、粘って四球を選べる打者も多いです。今年の夏は、粘り強く気持ちで戦っていきたいです。

目標は?

権藤:甲子園です。甲子園で勝ち上がっていきます。でも、とにかく一戦一戦。先のことを考えたら負けてしまうんで。1年生の時からベンチ入っているんですが、ベンチの雰囲気が先のことを考えていたんです。そしたら、去年も一昨年も負けてしまって。秋も、先のことを考えてしまって負けて。春は先のことを考えずに一戦一戦戦ったら、優勝まで行けました。

権藤くんの夢は?

権藤:野球をずっと続けたいです。社会人でもプロでも、頑張って、行けるところまでいきたいです。でも、最大の目標はプロを目指さないと。お父さんも、競輪のプロだったんで、プロの話をしてくれていて、「お前もプロになれ」と言って、いろいろ教えてくれます。

甲子園へも一戦一戦。自身の夢も、一戦一戦の戦いの先にあるんだと、がむしゃらに頑張りながらも、冷静に見つめる。技も心も成長して挑む、九産大九州の夏。

一戦一戦、みんなで強くなるチーム、九産大九州高校を訪問(前編)

こちらの記事も読まれています

新着記事