掲載日: 文章:上杉 あずさ

広がれ!女子プロ野球の輪!

京都フローラ 中野菜摘選手へインタビュー!

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笑顔で気さくに振る舞う姿が印象的な中野選手。その人柄は、溌溂としたプレーにも表れていました―

(プロフィール)

1990年7月17日生まれ。福岡県久留米市出身。父が監督を務めていた少年野球チームで野球を始め、中学では久留米ボーイズ(硬式)でプレー。神村学園高等部(女子硬式) – 尚美学園大学(女子硬式)を経て、2013年に埼玉アストライアに入団(’13~’16)。今季から京都フローラ(’17~)でプレー。

 

野球を始めたきっかけを教えてください。

中野菜摘選手(以下、「中野」):父が少年野球の監督をしていて、仕組まれましたね(笑)気付いたら野球を始めていました。

でも、小学生の頃からここまで続けてきたということは、野球が好きなんですね。

中野:しょっちゅう、辞める辞める言ってきてたんですけど、ずっと続けてますね…。好きなんでしょうね(笑)

何か野球を続ける原動力となったことがあるんですか?

中野:小5の時、ご縁があって、福岡ダイエーホークスのパーティーに参加させてもらったことがあったんですが、当時監督だった王貞治さんに勇気を与えてもらいました。「何か質問ない?」って言われて、「女の子でもプロ野球選手になれますか?」って聞いたんですよ。もちろん、当時は女子プロ野球はなかったし、周りの大人は笑ってましたけど、王さんは「君がやれる力を示したら、僕がルールを変えてあげるから」って仰られたんです。すごいですよね。これは印象に残っていますね。

男の子と一緒にプレーすることで苦労したことは?

中野:男の子たちが、思春期だったから、キャッチボールや一緒にストレッチする相手を見つけるのとか、野球以外のところで気を遣って大変でした。小学生の時は、女の子の方が体も大きいし、私も主力でやってたんですよ。でも、中学に入ると、すぐに体力の差が出て。男女でこんなに違うんだと驚きました。淡々とやっているだけじゃ試合に出られないと思いました。体力やパワーはどうしようもないので、技術面や、細かいプレーなどを100%できるようにしたり、精度を上げていくように練習しました。

中学まで男の子に混じってプレーし、高校から女子野球に進んでどう感じましたか?

中野:1番最初に思ったのは、こんなに野球やってる女の子いるんだと思って、嬉しかったです。地元では、硬式やってる女子はいなかったので。

女子野球を普及するためには、どうしたらいいと思いますか?

中野:まずは競技人口を増やすことですね。小学生はとても多いんですよ。でも、中学に入ると一気に減るんです。女子のチームがないから。そこで、ソフトボールに行ったり、辞めちゃったりするんですよね。高校は、徐々に増えてきたんですけど、もっともっと増えていってくれたらいいんですけど。そこは、私たちが出来ることじゃないけど、そうなっていくように、女子プロ野球の知名度が上がるようにいろんな人に見てもらったり、女子野球って面白いなって思われるようなプレーをしたりとか、出来ることをやっていきたいですね。

女子野球の魅力とは?

中野:がむしゃら感があると思います。あと、選手との距離が近いとファンの方々に言われます。

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今後の目標を教えてください

中野:役割を果たせる選手になりたいです。私は、何か特別に上手いものがあるわけではなく、平均的なんです。ズバ抜けたものがないから、自分の役割を考えながら果たしていける選手になりたいです。あとは、女子野球の知名度を上げることですね。

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